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つぶやき

 

( 現 在 の 少 年 剣 道 に 対 す る私 見 ・ 一 岡 正 紀 )

 

これは私が日頃少年剣道に対する思いを心ゆくまま文書にしたページです。私の経験、子供達、保護者、に対し全ての事を私なりに呟いたものです。見るもよし見ぬのもよしです。

 

努力した人は必ず報われる。(日本一になりたいなら日本一の稽古をする、しかし日本一の稽古をしたからと言って絶対日本一になるとは限らない。だが日本一の稽古をしなければ絶対に日本一になれないことだけは確かだ。)。君ならできる、明日からではなく今からやってみよう、

 

親御さんと一緒に。(親御さんはアドバイザーだ。)

 

1 一所懸命とは。

 

一所懸命の稽古(試合)が、どれだけ出来るかだ、(命をかけた戦い)。試合が終わって礼をし、帰って来るときハアーハアーと体全体で息をしなければ苦しいといえる程の戦いであったかどうかそれが一所懸命の戦いなのではないでしょうか。

 

2 負けてどれだけ反省をする事が出来るか。

 

負けて悔しいという気持ちになり、次の試合は絶対に勝つと言う気持ち、次の試合までどれだ け頑張り努力する事が出来るかが大切だ。試合に負けて帰る、負けた試合は仕方がない、それは終りではない、次の試合への始まりだから、家に帰り家の周りを走る、素振りをする、縄跳びをする、足の飛び込み,送り足等やることはいっぱいある、親は子供の背中をどれだけ押し出してやれるかだ。それは次の試合に対する心の取り組みなのだ。勝ちたいと思う人が勝つ、勝ちたいと思う人が努力をする。その思う心が攻めにつながり、次の試合で前に出る。

 

3 試合は負けるから悪い、勝つから良いのではない。次の試今にどれだけ生かされるかだ。

 

それには常に反省、計画、実行だ。反省のない選手は絶対に次の試合にも勝つことは難しいだろう。

 

4 試合とは学校の勉強で言えばテストだ。

  

日頃の勉強がどれだけ理解され自分のものになっているかを先生はチェックする、これがテストだ。剣道も同じ、目頃の稽古がどれだけ使えるか、また通用するが、自分のものになっているかのチェックだ。この選手には通用するがこの選手には通用しなかった。もちろんそんな時もあるだろう、それは自分でやってみれば分かる、通用しなければさらに努力をすれば良いことだ。

 

5 「剣は心なり」と言うがどれだけやるかによって試合にも勝つ。

  

谷川聖樹選手を見てほしい、今年に6大会出場、21勝 0負1分の好戦績。日頃の稽古を見ていても常に一番先に面をつけ、自分より高学年の人を相手にしている。このやる気が良い結果になっていると思う。自分は面付けが遅いと思うなら、家で練習をして早くなればよい。

 

剣道は自分より下手と稽古をするのが一番嫌だ、それは常に相手をリードしなければならないからだ。リードしてあげるより、リードしてもらう方が気楽であり組手から勉強することが大きいからだ。

 

6 剣道は個人の一対一で試合をする。 しかし、なぜか5人の総合得点でチームの勝敗が決まる。負けた選手は勝った選手の足を引っ張りチームの迷惑になる。大人になり、社会人になると個人は会社のためにどれだけ貢献する事が出来るかである。会社は会社のために貢献してくれる社員を、優遇する。会社の足を引っ張る社員は必要としない、そこで会社はリストラをする。チームに貢献できる人、会社のために貢献できる人これが努力だ。

 

7 チームポジションの役割

 

チームポジション、先鋒・次鋒・中堅・副将・大将とそれぞれチームのやるべき仕事がある。これらの役割を知って戦いをしなければ、チームとして勝つことは難しい。先鋒は戦いで言えば切り込み隊長である。一番先に戦いを挑み、後に戦う選手にチームの勢いをつける役割、そんなことで先鋒は絶対勝たねばならない。出来れば二本勝、悪くて引き分けで次鋒につなぐ次鋒は先鋒の勝を引き継いで、先鋒の勝ちをそのままチームの勢いに乗せる。先鋒の勢いを止める事があってはならない。勝ちか、引き分けで中堅に引き継ぐ。以降は皆同じである。副将、大将は代表戦に持ち込む戦いを心することも必要だ。選手五人すべて引き分けでもチームが負けたわけではない。次は代表戦があるからだ。代表戦

 

は監督の戦いと言われる。監督は戦った相手選手一人一人の力を記憶しておき、相手チームの代表は誰かを察知し、我がチームの選手の誰の技が通用するかを吟味し代表選手を決める。

 

戦いは攻めながら守り、守りながら攻める。自分勝手に飛んで行って打たれることは自滅の戦いである。攻めて打つべき機会をつくる。攻めるとは相手の気と剣と体を攻める。

 

8 団体戦には勝ちと負けと引き分けがある。さらに引き分けには勝ちの引き分けと、負けの引 き分けがある。勝ちの引き分けとは、先鋒が一本勝ちで終わった、次の次鋒から大将までの四人は引き分けで終わった。それでチームは勝ちであるし、引き分けした四人は勝ちの引き分けである。反対に先鋒が負けで後の選手がすべて引き分ければ次鋒以下全て負けの引き分けである。誰か一人勝ち、代表選に持ち込む努力と勝負が必要だ。

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